
Gemforex(ゲムフォレックス)は海外FXの中でも非常に評価の高いFX会社として知られており、多くの日本人トレーダーに愛されていますが、海外FX会社を選定する際の重要な要素として「ロスカット水準」にも注意する必要があります。
そんなGemforexのロスカット水準はどうなっているのでしょうか?
今回は、Gemforexのロスカット水準と強制ロスカット回避法について見ていくことにしましょう。
目次
そもそもロスカットとは?
Gemforex(ゲムフォレックス)のロスカット水準に触れる前に、まず「ロスカットとは何なのか?」という点についてもきちんと理解しておきましょう。
「ロスカット」というのは、ポジションの損失が一定以上になった場合、そのポジションを自動的に決済するシステムのことを言います。これは、損失が大きくならないように採択されるシステムで、トレーダーを保護するための救済システムの一つとなっています。
ここで気になるのは、自動決済が発動するタイミングです。
ロスカットのタイミングは「証拠金維持率」で決まりますが、証拠金維持率というのは、ポジションを保つのに必要な資金に対し、トレーダーの口座資金にどのくらいの余裕があるかを示したものとなっています。
この証拠金維持率は、以下の計算式で算出することができます。
有効証拠金÷必要証拠金×100
Gemforex(ゲムフォレックス)のロスカット水準は証拠金維持率20%以下
ロスカットの基本概念について理解できたところで、次にGemforex(ゲムフォレックス)におけるロスカット水準について見ていくことにしましょう。
もともとGemforexでは証拠金維持率100%だったのですが、現在のGemforexのロスカット水準は証拠金維持率「20%以下」となっています。この数値は2021年7月時点で変更はありません。
さて、ロスカット水準と合わせて理解しておきたいのが「マージンコール」と呼ばれるものです。
マージンコールとは「ロスカットが近いぞ」という警告のために発せられる一種のアラームで、Gemforexにおけるマージンコールは口座ごとに以下の通りとなっています。
オールインワン口座 | ノースプレッド口座 | |
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 | 証拠金維持率20%以下 |
マージンコール | 証拠金維持率50%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
ちなみに、Gemforexの双璧と称されるXMにおいても同じロスカット水準とマージンコールの値となっています。このロスカット水準とマージンコールについては、海外FX会社でもごく平均的な水準となっており、Gemforexが特別に優れているという訳でもありません。
Gemforex(ゲムフォレックス)の強制ロスカット回避法4選
Gemforex(ゲムフォレックス)に限りませんが、FXトレードをする上で強制ロスカットはできる限り避けたいというのが本音でしょう。こればかりは「なるようにしかならないのでは?」と思われがちではありますが、実は強制ロスカットにも回避法がいくつかあるのです。
ここからはGemforexで実践可能な強制ロスカット回避法を4つほど紹介していきます。
その1:早めに損切りを行う
「当たり前のことを当たり前に実践することは非常に難しい」とよく言われますが、強制ロスカットの回避法もごく一般的なことばかりではあります。
その中の1つ目ですが「早めに損切りをすること」です。どちらかというと強制ロスカット回避というより、FXトレードにおいては基本的な考えでもあります。
Gemforex(ゲムフォレックス)を含め、海外FXトレードにおいては「損切り」のタイミングは非常に大切と言われています。損切りのタイミングを間違えずに行えるようになれば、トレード結果は大きく変わってきます。
ただ、海外FX初心者の方にとって「早めの損切り」という当たり前のことほど難しいものはありません。
Gemforexではスキャルピングも可能なため、スキャルピングトレードをメインに考えている方もいるかもしれません。もし、スキャルピングを行う場合には、事前に自分自身の損切りラインを決めておいて、その数値に到達した時点で即時決済することを肝に銘じましょう。この際、感情を入れずできるだけ機械的に淡々と作業していくことをおすすめします。
その2:逆指値注文を行う
Gemforex(ゲムフォレックス)に限らず、FXにおいてはポジションを持った段階で必要となる証拠金とロスカットラインが決定されます。
これも当然のことになりますが、ロスカットラインより前に損切りラインを入れておけばロスカットを避けることができるのです。
FXトレードにおいては、いつどのようなことが起こるかわからないもの。急激に相場が下落するようなこともあれば、システム障害でにっちもさっちもいかなくなることもあるかもしれません。そのようなリスクを考慮し、最初から逆指値注文を入れておくことで不測の事態への備えとすることができます。
このような備えもFXトレードにおいては重要となります。
その3:あえてレバレッジを抑えたトレードを行う
Gemforex(ゲムフォレックス)では最大1000倍のレバレッジがかけられることが魅力の一つ。それに惹かれGemforexを選択した方もたくさんいることでしょう。
しかしながら、最大1000倍までのレバレッジが可能だからといって、絶対にハイレバレッジでのトレードをしなければいけないという規則はありません。当然ながらハイレバレッジのトレードの場合、強制ロスカットに遭遇するリスクも格段に大きくなります。
そのようなことを考慮し、Gemforexではあえてレバレッジを控えめにしたトレードを行い、強制ロスカットのリスクを回避するというのも戦略上の一つの手となります。
その4:口座にお金を追加する
最後ですが、Gemforex(ゲムフォレックス)の保有口座にお金を追加入金することによって、強制ロスカットを回避することが可能となります。証拠金を追加すれば証拠金維持率があがり、トレードに余裕が出てきます。
しかし、口座にお金を追加入金するという回避法はあまりおすすめできるものではありません。お金を湯水のように使えるような状況にあれば、強制ロスカットを回避するために検討してもいいかもしれませんが、一般的にはそのようなケースは非常に稀です。
結果として、FXトレードにつぎ込むお金が多くなれば、生活資金を圧迫してしまう可能性もあります。また、そのお金で別のトレードができる可能性を失ってしまいますので、追加入金を考える場合には、実行した場合に起こり得るリスクをしっかりと見極めたうえでやるようにしましょう。
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まとめ
今回の記事では、Gemforex(ゲムフォレックス)のロスカット水準、そして強制ロスカット回避法についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
海外FXの魅力には高いレバレッジがありますが、その裏にはリスクも存在します。そのリスクを数値で教えてくれるのがロスカット水準であり、事前のマージンコールとなります。
海外FXトレードを楽しむために、ロスカット水準やマージンコールにはぜひ耳を傾けるようにしておきましょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
参考文献
- Gemforex公式サイト